ゾフルーザ 小児

1回飲むだけでインフルエンザ治療が終わるという簡便さもあり、ゾフルーザは発売初年度から全国的にかなり使用されていました。, しかし、「ゾフルーザはもっと慎重に使用すべきだ」という意見も多く、医療関係者の中でも意見は分かれています。, 患者さんの体重によって1回何錠(包)飲むのかは異なりますが、点滴などのように痛みがあるわけでもなく、他の薬のような使い方の説明もほぼ不要なので、非常に簡単です。, 簡便さにも関連していますが、ゾフルーザは服薬指導の手間が少なく、結果として医療機関(主に薬局)に滞在する時間を減らすことが出来ます。, 例えば、リレンザの吸入は少々手間がかかるので、しっかり説明しないと吸入ミスにつながります。, イナビル吸入粉末も吸入の説明時間がかかりますし、目の前で実際に吸入してもらう場合には、リレンザ以上に時間がかかります。, このように、インフルエンザ治療薬は説明などで時間がかかることが多く、患者さんが医療機関に長時間いることが多くなります。, その点、ゾフルーザは一回飲むだけで治療が終わりになるので、とても短時間で終わります。※一度飲んだら感染しなくなるというわけではありません。, ちなみに吸入薬を使用する場合は、思いっきり吸い込む必要があるので、咳き込みやすいです。, 薬局内でイナビル吸入中のインフルエンザ患者さんが咳き込まれたことは過去にも何度もあります。, オセルタミビル(タミフル)も比較的説明時間がかからないですが、粉薬は苦味があるので、飲み方の説明に時間がかかることがあります。, ゾフルーザを除くインフルエンザ治療薬は、ノイラミニダーゼ阻害薬に分類され、同じような作用機序でインフルエンザに効果を発揮します。, 作用機序が違うことによる最大のメリットは、ノイラミニダーゼ阻害薬耐性インフルエンザウイルスが流行した時にも効果を発揮できるという点です。, ゾフルーザが耐性化しないように大切に使っていくことで、いざと言う時に唯一の選択肢になる可能性を秘めています。, 2019年9月時点ではまだ発売になっていませんが、ゾフルーザ顆粒がいずれ発売する予定です。, 小さいお子さんにイナビルやリレンザのパウダーを上手く吸入してもらうのは難しいでしょう。, 今後は、ゾフルーザ顆粒という選択肢が増える可能性があります(現時点で20kg未満の子に使えるかは未定です)。, イナビル吸入懸濁用160mgセットにの既存のイナビル吸入粉末剤との違いや、多剤と比較した時のメリット・デメリットについて考えています。まだ実際に使用されている例が少ないため、推測しか出来ていない内容もあることはご了承ください。[…], ゾフルーザ顆粒の味は一部情報でイチゴ味とも言われていますが、オセルタミビルより飲みやすい味なのであれば、味もメリットの一つになり得ます。, デメリットのほうに書きますが、ゾフルーザ使用歴の無いお子さんからゾフルーザ耐性インフルエンザウイルスが検出されている例もありますし、感染予防効果があったとしても限定的ではないかと考えています。, 色々な意見がありますが、個人的には12歳未満の子にゾフルーザを使うことには消極的です。, まとめてしまうと、「現時点では、データや使用経験が少なく、あえてゾフルーザを選択する理由に乏しい」からです。, 12歳未満に対してのゾフルーザの有効性などを確認した論文はPubMedでも見つからず、国内第Ⅲ層試験に関する社内資料のみです。, 数年後にどう評価されているのかはわかりませんが、現時点ではデータが集まっているとは言えません。, データが少ないことにも関連しますが、「長期間使わなければ発見されない副作用」がある可能性」は否定できません。, 「日本では新薬扱いだけど海外では以前から使われている薬」はその懸念も減りますが、ゾフルーザはそうではありません。, 日本においては、2018-2019シーズンでも12歳未満に使用されており、結果として「出血」や「ショック,アナフィラキシー」に関する副作用などが追記されています。, 投与数日後でも、血便、鼻出血、血尿等があらわれる場合があるようなのでご注意下さい。, また、ネット上では、嘔吐や下痢の頻度が高いという個人の意見を何度か眼にしています。, 未知の副作用を踏まえても使うメリットのほうが大きい薬も存在するでしょうが、ゾフルーザについては違うと考えています。, ノイラミニダーゼ阻害薬耐性ウイルスが出てこない限りは、既存のインフルエンザ治療薬で十分なことが多いでしょう。, 国内臨床試験ではゾフルーザ使用によるアミノ酸変異(I38)が、12歳未満の18/77(約23%)、12歳以上の36/370(約10%)で認められています。, さらに、アミノ酸変異した患者集団では、ゾフルーザ投与3日目以降に一過性のウイルス力価低下が認められています。, ゾフルーザ服用2日後ぐらいにインフルエンザ症状が改善した方が、ゾフルーザ耐性インフルエンザウイルスを撒き散らしてしまう可能性も考えられます。, 2019年3月にゾフルーザ耐性ウイルスが3人のゾフルーザ未使用者から検出されており、発症前日に兄がゾフルーザを飲んでいた例もあり、兄弟間の感染の可能性も考えられます。, 国立感染症研究所は、ゾフルーザ使用者からの感染の可能性があるとの見解を示しています。, 12歳未満への使用数が増えてくれば、耐性ウイルスが現実的な問題になる可能性もあります。, ゾフルーザは1回で治療が終わりますが、裏を返せばその1回を失敗したら全く効果が期待出来ないということです。, 例えば、オセルタミビルなら10回飲むことになりますが、1回失敗したとしても残り9回は問題なく飲めることも多いでしょう。, 9回飲めれば10回と同等の効果が出るとは言い切れませんが、「ある程度の効果」は期待出来るでしょう。, 同じ飲み薬のオセルタミビルよりも数倍高くなりますし、オセルタミビルのジェネリックと比較すればさらに大きな差になります。, 医療費の自己負担が無い子どもでは実感しにくいですし、一人一人の負担額で見るとそこまで大きく感じないかもしれません。, 私が12歳未満の子にゾフルーザを使うことに消極的な理由はこれらの内容が主な理由です。, インフルエンザの予防接種をすれば100%インフルエンザにならないというわけではありませんが、重症化を防ぐことが出来ます。, インフルエンザワクチンについてはもっと詳しく書かれていることも多く今更感も強いですが、より幅広い層に届けるために、私なりにまとめてみたいと思います。 まず知っていただきたい事として、インフルエンザワクチンによってイ[…], ハイリスクな人や重症の人を除けば、インフルエンザ治療薬の必要性は高くありませんし、無理なく栄養を摂りつつ5日程度休むことがベストだと考えています。, しかし、子どもの熱を1日でも早く解熱させてあげたいという親心もわかりますし、インフルエンザ治療を否定するわけではありません。, インフルエンザに限らず、熱が出たら5日ぐらい休むようになればよいのにと、もう10年ぐらい考えていますが、社会は変わりませんね。, 医療関係者は熱が出たら休むことの重要度を理解していると思いますが、全国的には一人開業医、一人薬剤師の医療機関も多く、医療関係者もなかなか休めない現状があります。, インフルエンザの感染予防にはマスクやうがいの効果は限定的とも言われていますが、しないことを推奨するわけではなく、個人的にはしても良いと考えています。, 「風邪やインフルエンザが流行っているので、家に帰ったら手洗い・うがいをしましょう。」良く言われている言葉ですし、私もそのように伝えることもあります。 外から持ち込んだ菌やウイルスを洗い流したほうが良いことは[…], 子育てをしていると、子どもにマスクを着けたくなることがあります。しかし、子どもが何歳ぐらいからマスクを着けていられるのかは、個人差もありはっきりしていません。 また、多くの子は、初回からマスクを上手に着けれ[…], 皆さんはインフルエンザ対策に何かしていることはありますか? 私がインフルエンザの感染予防に毎年していることとしてはこのようなことです。 手洗い・うがい※ バランスの良い食生活 疲れを溜めないよ[…], とはいえ、データが少なく代替薬がある高価な薬を積極的に使う理由はないと考えています。, ゾフルーザはノイラミニダーゼ阻害薬に耐性を持ったインフルエンザが流行った場合には、特効薬としても使えるでしょう。, 過去には、2007-2008シーズンにタミフル耐性インフルエンザが流行したこともあります。, 今はインフルエンザ治療に使われることはまずないですが、「アマンタジン」はインフルエンザA型については100%耐性化しているとも言われています。, ゾフルーザはタミフル耐性インフルエンザへの特効薬となる可能性を秘めているが、それもゾフルーザ耐性が増えていなければの話です。, ゾフルーザは1回投与で済むので、子どもにも使いやすいメリットもありますが、耐性化していたら何の意味もありません。, 使用の簡便さだけで選択せず、既存のインフルエンザ治療薬も含めた適切な使い分けが理想的です。, インフルエンザの治療薬といえば「タミフル」が最初に思いつく方も多いのではないでしょうか。今やインフルエンザ治療薬の種類も増えており、それぞれ特徴を持っています・ インフルエンザの主な治療薬について比較・説明[…], 管理人で薬剤師の「しか」です。子どもの薬や病気、子育て情報をを中心に発信しています。, イナビル吸入懸濁用のメリット・デメリットを考える【こどもや高齢者などへの新たな選択肢】, うがいによる風邪やインフルエンザ予防の効果と、うがい薬の必要性【ポビドンヨードの習慣的利用は注意】, 飲食物と飲み合わせを注意すべき薬一覧【ジュース、牛乳、コーヒー、硬水、アルコール】, 子どもの薬の飲ませ方や使い方まとめ【粉・錠剤・シロップ・目薬・坐薬・浣腸・塗り薬】.

 東京女子医科大学とNTTドコモは21日、商用第5世代移動通信方式(商用5G)を活用した遠隔手術支援システム、および移動型スマート治療室「SCOT」を用いた実証実験を本年10月より開始す... 実際に見学しているような実感が味わえる、3Dウォークスルーを活用したバーチャルATC-TOKYO 【A】12歳未満の小児に対しては体重別に以下の投与量となり、10kg以上の小児に投与可能です。, 40kg以上‥ゾフルーザ20mg 2錠

ゾフルーザ ® 10mg錠 20mg錠 2%顆粒: 経口: 成人及び12歳以上の小児 20mg錠2錠または顆粒4包を単回経口投与 体重80kg以上の患者には、 20mg錠4錠または顆粒8包を単回経口投与 12歳未満の小児 ・体重40kg以上 20mg錠2錠または顆粒4包を単回経口投与 ・体重20kg以上40kg未満  同指針では、一般診療における治療や重症例への対応、インフルエンザワクチンの推奨について、同学会の新興・再興感染症対策小委員会・予防接種・感染症対策委員会の見解がまとめられている。  米国では、疾病予防管理センター(CDC: Centers for Disease Control and Prevention)のガイドラインにおいて、12歳以上の合併症のない発症後48時間以内の急性インフルエンザウイルス感染患者に対する治療薬として推奨されている。 (2)12歳未満の小児:低感受性株の出現頻度が高いことを考慮し、慎重に投与を検討する。(3)免疫不全患者や重症患者:単独での積極的な投与は推奨しない-としている。 基本的に、子どもにはインフルエンザの予防接種をすることを推奨します。 インフルエンザの予防接種をすれば100 Mail. YouTube 【A】12歳未満の小児に対しては体重別に以下の投与量となり、10kg以上の小児に投与可能です。 40kg以上‥ゾフルーザ20mg 2錠 20kg以上40kg未満‥ゾフルーザ20mg 1錠 10kg以上20kg未満‥ゾフルーザ10mg 1錠 小児における臨床試験では年齢は1歳から11歳 [中央値8歳〕を対象に行なっています。  塩野義製薬では、実施済みの臨床試験や2018/19シーズンのデータをもとに、PA/I38アミノ酸変異株の出現頻度や臨床症状への影響について、関連学会で発表し、一部は原著論文として公表してきた。リスク要因を有する患者試験やグローバル小児試験の結果をはじめ、その他各試験におけるPA/I38アミノ酸変異株に関わる追加解析結果などについても、すでに主要学会にて報告しているが、現在論文審査を必要とする専門誌に投稿中で、今回両学会より公表された提言および指針には引用されていない。 塩野義製薬では、「今後も速やかに主要雑誌に掲載されるべく尽力する」意向を示している。 Twitter reload 2020年09月20日.

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