インフルエンザ 流行時期

また、ワクチンの接種状況や今年の特徴について、医療法人社団ときわ 赤羽在宅クリニック、小畑 正孝先生に伺いました。, 人に感染するインフルエンザウイルスには主にA型とB型があり、今年流行しているのはA型です。また、A型の中でも近年感染が確認されているのが主にA(H3)、A(H1)(季節性)、A(H1)pdm09の3種型で、国立感染症研究所の報告によると、今年はA(H1)pdm09の感染者が全体の8~9割となっています。, インフルエンザウイルスは毎年小さな変異を起こしていますが、およそ10年から40年の周期で大きな変異を起こします。この大きな変異によって発生するのが“新型ウイルス”で、A(H1)pdm09は2009年に発生し、2010年にかけて世界的に大流行したウイルスです。, 日本においてインフルエンザは例年1~2月に流行のピークがきますが、今年は9月に一度中規模の流行がありました。この時期には集団感染もみられ、私のクリニックがある東京都北区でも9~10月にかけて学級閉鎖が相次いでいました。, やはり、ワクチンの接種は11~12月に行うのがよいでしょう。ワクチンの接種の効果が出るまでに2週間程度かかり、また効果は3~8か月程度で弱まってしまうことから、接種する時期は早すぎても遅すぎてもよくないといわれています。, 例年インフルエンザの流行のピークが1~2月で、春先には終息することが多いので、ワクチンの効果が現れる期間、効果の持続時間を考慮すると、流行期間をカバーできる11~12月が接種のタイミングとして適切と言えます。, 痩せている、寝不足である、持病があるなど、全身状態が悪い方は免疫力が低下しているためにインフルエンザウイルスに感染しやすいといえます。特に寝不足が続いている方は免疫力が大きく低下しているので、感染するリスクが高くなります。, また、インフルエンザウイルスの有効な感染予防として、手洗いや加湿などがあります。帰宅時などに手洗い習慣がある人とない人、部屋を適切な湿度(50~60%)に保つ取り組みをしている人としていない人では、当然後者の方が感染する可能性が高いのではないでしょうか。, インフルエンザの典型的な症状は、発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛、体のだるさ、筋肉痛、関節痛、咳、鼻水などです。いわゆる“風邪”よりも全身症状が強く、また急激に症状が現れるのが特徴です。, ワクチンを接種しているなどで、熱があまり出ないなど症状が軽い場合も珍しくはありません。通常の風邪と見分けがつかない場合では、特に治療や検査は必要ないと考えます。, 今年は中規模の流行があった9月に一時的にやや不足気味になったものの、その後は安定して供給されている印象です。ワクチン接種を受ける人が増え始める11月に入ってからも安定的に供給されています。, インフルエンザワクチンの供給不足は、2016年には熊本地震でワクチン生産施設が被災したことでよくいわれるようになりましたが、2019年現在ではそのような状況はもう脱却したのではないでしょうか。, どのようなマスクでもほとんどの場合感染を完全に予防することはできません。多くの方がマスクをつけるとインフルエンザウイルスの感染を予防できると勘違いされていますが、実は完全な予防は難しいのです。, とはいえ、インフルエンザにかかっている方の看病をしなければならない場合や、不特定多数の人が密集するような場所では役に立つこともあります。, また、インフルエンザにかかっている方はマスクをすることで周囲への感染拡大を防ぐことができるため、積極的に着用すべきです。また、インフルエンザにかかわらず、咳のエチケットとしてもマスクは効果的です。, 市販のマスクにはさまざまなものがありますが、機能で選ぶよりも気軽に使い捨てられるものが衛生的でよいでしょう。, インフルエンザを予防するには、第一にワクチン接種が効果的です。ワクチンの効果は100%ではなく、接種してもインフルエンザにかかってしまうことはありますが、米国CDC(疾病管理センター)によると、65歳未満の健常者の場合、ワクチン接種によってインフルエンザの発症を70~90%減らすことができます。, ワクチン接種以外の予防対策として、疲労しすぎない、寝不足にならないようにするなど体調を整えておくこと、手洗いを心がけることも大切です。, また、室内を適切な湿度(50~60%)に保つこともインフルエンザの予防に効果的です。しかし、オフィスや学校といった広い施設は乾燥しやすく、加湿しにくい傾向があります。実際に、普段私たちが訪問診療に伺っているような老人ホームでも、常に加湿器を使っているにもかかわらず、かなり空気が乾燥していることがあります。そのため、加湿器を使用しているからといって安心せず、しっかりと湿度計を用いて湿度を管理したほうがよいでしょう。, インフルエンザの治療に使うオセルタミビル、ザナミビル水和物は、予防的に内服することで発症を抑える効果があるとされています。そのため、家族が感染した場合や、病院の病棟や老人ホームなどで流行しているなど、感染を避けらないような場合に予防投与を行うことは一定効果的であるといえるでしょう。, しかし、どんな薬にも副作用がありますし、薬にもお金がかかります。使う場面や期間を広げれば広げるほどメリットとデメリットのバランスが逆転してしまいます。, そのため、日常的なインフルエンザ予防という観点ではワクチン接種のほうがずっと効果的でしょう。, 昨年、新薬であるバロキサビルが発売され話題となりました。しかし、この薬は薬剤耐性ウイルスを蔓延させてしまう危険性が高く、むしろ発熱や咳などの症状が長引いてしまうという報告もあります。また、12歳未満の子どもで耐性ウイルスの検出率が23%と相当に高いことから、特に子どもへの投与は慎重に検討すべきと指摘されています。そのため、当院ではバロキサビルを処方しない方針にしています。, 投与が1回のみという利便性は非常に魅力的ですが、薬価がタミフルの1.7倍ということもあって、費用面や安全性の観点からも特別な理由がない限り、使用を控えるべきと考えています。, なお、現在用いられている主な抗インフルエンザ薬は、いずれもインフルエンザの有症状期間が1日短くなるだけです。基本的にインフルエンザは無治療でも1週間程度で治るので、高齢の方や幼児、健康状態に不安のある方でなければ、病院を受診せず自宅で安静にしておくのもよいでしょう。ただし、症状がつらい場合や、水分が摂れない、様子がおかしいなどの異変がある場合には受診を検討してください。, 新型コロナウイルス感染症と付き合っていくための"新しい生活様式"とは〜まだマスクの着用は必須なの?個人が気をつけられる具体策は?〜, がん患者や家族の新型コロナウイルス感染症への不安〜不安を抱えたがん患者に対して家族ができることは?〜, 社員に新型コロナウイルス感染症の疑いが出たらどうするの?~企業が行うべき感染対策とは~, 今年のインフルエンザの流行はどのような印象でしょうか?一部で言われているように、時期の早い流行ですか?, インフルエンザを予防するために行ったほうがよいことはありますか?予防について、普段どのようなことを指導されているのでしょうか?, インフルエンザの予防のためにあらかじめ薬を服用することはありますか?どのような場合に処方してもらえるのでしょうか?, インフルエンザの薬も種類が増えましたが、今年はどんな薬が注目されている印象でしょうか?, 本サービスにおける医師・医療従事者などによる情報の提供は診断・治療行為ではありません。, 本サービス上の情報や利用に関して発生した損害などに関して、弊社は一切の責任を負いかねます。. 過去に日本でも、平年以上に降水量の多かった夏に、インフルエンザが流行したことがあります。 とはいうものの、日本の冬の時期において、室内の紫外線の量を調節するのは不可能に近いですね。 やはりここは 「温度と湿度」 で対処するしかなさそうです。 のどの粘膜と湿度の関係は? 湿 ピークは… 1月下旬~2月上旬(1月第4~5週目が最も危険!) [英語], インフルエンザは、現在流行期間中の南半球を含め、世界中で例年と比べて患者数の減少が見られています。一方、日本を含めた北半球の地域は、これから冬に向けてインフルエンザの患者数が増加する時期を迎えます。今後、日本国内におけるインフルエンザおよび新型コロナウイルス感染症がどのようになっていくか、推測することは困難ですが、2つの感染症が同時に流行する可能性は否定できません。今シーズンのインフルエンザの対策としては、まず予防接種を行っておくことをおすすめします。, 「まさか、家をなくすとは…」コロナで住宅ローン払えずに競売通告 年末にさらに増える見込みも, インフルエンザの流行時期が近づきつつあり 今シーズンは新型コロナウイルスとの同時流行に備え早めの予防接種を. 間もなく、インフルエンザの流行シーズンが到来します。今年は、新型コロナウイルス感染症も引き続き流行が懸念され、例年以上に注意が必要です。今回はインフルエンザについての基礎知識から流行時期、対策までをご紹介します。 冬に気をつけてほしい感染症 今年もインフルエンザが流行する季節になりました。 2019年10月時点の流行状況ですが、インフルエンザと診断された患者数は、全国で合計3,550人です。1 1医療機関あたりに換算すると、0.72人となるため、3レベルでの流行状況に照らし合わせると、初期段階の流行期ですらありません。 皆さんも、「インフルエンザの流行時期=冬」というイメージがあると思います。 大体毎年、11月頃からインフルエンザの患者がポツポツと現れ始め、12月から3月にかけて患者数が多くなり、特に過去11年間のデータを見ると、1月下旬から2月上旬にかけてが最も患者数の多い時期となります。 〜インフルエンザ〜, 【感染症ニュース】A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症) 学校再開にともない12月に向けて患者数増加を予想, 【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「風疹に関する疫学情報:2020年10月7日現在」全文, 新型コロナと一緒にかかる可能性も、今シーズンのインフル流行予測、予防接種は?【専門家】, 【感染症予報】10月に注意してほしい感染症 No1・新型コロナウイルス感染症、No2・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)、No3・RSウイルス感染症、No4・インフルエンザ, 【感染症ニュース】風しん・先天性風しん症候群 国立感染症研究所「風疹に関する疫学情報:2020年9月24日現在」全文, 新型コロナだけじゃない、赤ちゃん・子どもを守るために知っておきたいウイルス・細菌のこと【小児科医】, 国別コロナウイルス感染者数マップ 今年も インフルエンザ が流行する季節になりました。 例年では1月~2月をピークに流行するインフルエンザですが、今年の流行状況などはどうでしょうか。 インフルエンザは、現在流行期間中の南半球を含め、世界中で例年と比べて患者数の減少が見られています。 一方、日本を含めた北半球の地域は、これから冬に向けてインフルエンザの患者数が増加する時 … インフルエンザの流行時期。インフルエンザで気になるのは今年の流行時期ですよね。ニュースなどでも今年のインフルエンザ流行予想をしています。流行予想に合わせてワクチン(予防接種)対策を考えることも大切です。最近は夏にもインフルエンザが流行することもめずらしくありません。 一般的に、a型インフルエンザの流行時期は12~2月、b型の流行時期は2~3月であるため、同時に流行することは少ないとされてきました。 しかし、B型の流行時期が早まったりした場合には、A型とB型が同時に流行することもあります。 【動画】知ってなっ得!感染症の予防 例年では1月~2月をピークに流行するインフルエンザですが、今年の流行状況などはどうでしょうか。 インフルエンザの流行時期の目安は、 12月から3月までの4カ月間と長期にわたりますが、特に流行するのは1月~2月になります。 このピーク時期の期間でわかりやすい指標として学校閉鎖や学級閉鎖がどのくらいの数になったのかがありますのでご覧ください。 メモ. <2019年のインフルエンザの時期はこの期間!> 流行時期は… 12月後半から3月. 〜もしインフルエンザにかかったら?〜, 【動画】知ってなっ得!感染症の予防 発熱をともなう感染症 直近では、新型インフルエンザは、平成21(2009)年[ インフルエンザ(h1n1)2009] に発生し、古くは大正7(1918)年(スペインインフルエンザ、通称スペイン風邪)、昭和32(1957)年(アジアインフルエンザ)、昭和43(1968)年(香港インフルエンザ)に発生しました。

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