どうも!Shomaです。
今回は海外Youtubeで最近話題になっている動画をご紹介します。
タイトルは「An old man’s advice」
意訳すると「老いぼれのアドバイス」ってとこでしょうか。
この動画、アリゾナ州に住むおじいさんによって2015年に投稿されたものなのですが、この2020年になって突如Youtubeで話題沸騰中なのです。
動画本編
それでは早速ご覧ください。
(残念ながら日本語訳がついていないようなので下に簡単に和訳をつけておきました)
和訳
以下和訳
みなさん、おはよう。
少し前に似たような動画を出したんだけど…
(自分の顔を見て)ありゃまぁ…こりゃ髭を剃らないといかんね笑
その動画を出した時にいくつか「もっとこういう動画を出してください」というようなコメントをもらったので、今日はこうして私自身のこと、私の人生のこと、数々の困難そして成功を皆さんにお話しできればと思います。
みなさんもご存知の通り、今の世の中はとても厳しい。特に若者のみなさんにとって厳しい世の中です。
まだ家族を養っていけるだけの職につけていない若者にとってとても厳しい現実です。
大企業などのたくさんの仕事が今や海外に流れていってしまいました。
そこで今日は私自身のことをお話しできればと思います。
私は高校一年生(10th grade)で学校を中退しました。
私の両親は私を路頭に置いて去っていきました。その時から生きるか死ぬかは全て自分次第になったのです。
Shellというガソリンステーションでバイトを始めました。オーナーに全て自分の置かれた状況を説明しました。
当時私は時給$1で働いていましたから、もっと労働時間を増やして欲しいと頼み込んで、週90時間働くようになりました。
前の動画でも話しましたが、当時、私は中古車の後部座席で暮らしていました。
街の投票所のトイレで身体を洗い、洗面所で自分の服を洗濯しました。
お腹が空いてどうしようもない時はスーパーマーケットに行きりんごやオレンジをくすねました。
これは1950年代の話で今とは時代が違いましたからね。
ただ店のオーナーは私が盗みをしていることを知っていたでしょう。スーパーは私が働いていたガソリンスタンドとすぐ隣で、彼は私と顔見知りでしたからね。
前にも言った通り、良いことも悪いことも一生続くことはありません。これは事実です。
私は様々なことを学び始めました。「何か自分が提供できるものがなければやっていけないだろう」というのは私自身分かっていました。
当時の失業率はとても高かったのですが、同時に大企業に入っていて仕事をくれないかと頼める時代でもありました。
週90時間で長いこと働き続け、17歳の時に軍隊に入りました。それから独学で読み書きを学びました。
初めて読んだのはLois L’Amorの196ページある本でした。今でも忘れることはありません。
カウボウイが主人公の西部劇でしたが、分からない単語がうんとありました。全く分からないので軍図書館から辞書を借りて、分からない単語がある度に調べました。196ページ読み終える頃には3週間も経っていました。
しかし一冊目を読み終えると、また一冊、もう一冊と読み続けました。数ヶ月後には全てを理解しながら何冊かの本を同時に読むようにまでなっていました。
これはみなさんにもできることです。人間の意思というのは素晴らしいものがあります。あなたの意思も素晴らしいはずです。
この世界で今日何が起きていようが、若者のみなさんはチャンスがあります。
メディアが何を言おうと関係ありません。何がこれから起ころうとしているのか自ら予測し、それに備えて自ら学ぶのです。図書館に行くのも良いでしょう。
みなさんはこの世界の屋台骨です。若者のみなさん無しにこの世界は語れません。あなた抜きではこの世界は何の意味も持たないのです。本当です。あなた方若者はこの世界の屋台骨なのです。この世界の将来のリーダーはあなた方なのです。
今、欲深い大人たちを見ているのはみなさんです。世の中の荒廃を見ているのはみなさんなのです。
私のような年寄りはみなさんのような若者が必要です。
みなさんの固い意思、熱いハート、暮らし、博愛が必要です。気遣いも必要です。
おぉ…もちろんみなさんの気遣いは伝わっていますとも。
若者のみなさんが旗を振り、石を投げて抗議をしている姿はもちろん分かってます。
その原動力はフラストレーションでしょう。フラストレーションの塊であることも分かっていますし、理解しています。
でもそれは本当のあなたではありません。あなたならもっと上手くできるはずです。 その上を生きなさい。
ちょっと話が脱線してしまいましたね…
軍隊の兵役期間を終えると、私は執筆活動を始めました。自分自身を教育しました。大学にも行きました。
それから私の人生ここまで来たのです。あなたにも出来るはずです。
博士号や修士号などの学位は必要ありません。本当に必要なのは「やってやるんだ!」という固い決意なのです。
自分の中で固い決意を持つことが大切です。それを本気で切望することが大切です。その望みがあなた自身の中に眠っていることを私は知っています。
なぜなら、先ほども言いましたが、あなたのハートと欲望と衝動なしではこの世界は無なのです。虚無なのです。なぜなら私のような老いぼれはやがて死にます。
私の人生は誰もが羨むほどではありませんが成功してきました。普通に老後の生活を送れていますし、普通に愛する妻とここアリゾナで暮らしています。
もちろん経済的な困難もありました。でもそれは誰もが通る道なのです。
絶対に諦めてはいけません。絶対に立ち止まってはいけません。絶対に自分は負け組だなんて言ってはいけません。
なぜならあなたは決してそんなものではないから。
あなたは本当に素晴らしく、聡明な若者なのですから!!!その若さを最大限に活用しなければなりません。
神を信じ、自分を信じなさい。常に他人を思いやり助けてあげなさい。
一例をご紹介しましょう。
私はいくつかのビジネスをやってきました。とてつもなく大成功でもありませんが、成功したと言って良いでしょう。
私は長らく本を執筆し、恐らく13か14冊ほど出版しました。最近では「Copper Penny」という本を出版しました。Amazonにもあるので、興味があれば検索してみれば良いでしょう。
私にも出来たのです。あなたに出来ないはずがありません。
私は今76歳ですが、私が死ぬ最後の一息まで若者を鼓舞することを止めないでしょう。
なぜなら私は若者のみなさんのことが大好きだからです。
なぜならみなさんがこれからの世界の将来であると確信しているからです。
海を守り、空気を綺麗にしてこれからの地球を救うのはあなたたちなのです。
残念なことにそういった資源は世界中どこをみても権力者たちによって支配されています。
富と権力が私たちを支配しているのです。
今日のところはここで終わりにしたいと思いますが、一つだけみなさんに知っておいて欲しいことがあります。
それは私のような老いぼれ、私たち年寄りは若者のみなさんのことを理解しているということ。
これからいくら年老いても、最後の一息まで私はあなたを見捨てません。なぜなら私はみなさんを愛しているからです。
最後に覚えておいて欲しい。
絶対に諦めてはいけません。絶対に立ち止まってはいけません。
この動画を見て…
どうでしたでしょうか?
僕はこの動画をもう何度も繰り返し見ていますが、正直今でも涙が出てきてしまいます。
これほど勇気づけられる動画に巡り逢えたこと、そしてこのご老人が生きてきた生の人生談を聞けたこと、今の時代って素晴らしいなって思います。
この動画は2020年になって突如多数のユーザの「おすすめ」に出てきたそうで、この世界中誰もが苦しんでいる年に希望を与えるためにYoutubeのAIが拾ってきたのではないかと話題になっています。
このおじいさん。
本名はチャンネル名にあるようにBernard Albertsonですが、2020年7月10日に天国に召されたとのことです…
82歳でした。
彼がこの動画を投稿したのは5年前の2015年ですが、今こうして見ても今だからこそとても説得力があるから不思議ですね。
彼の人生談、個人的には“We understand.”っていう「私たち年寄りは若者のこと理解しているよ」っていう言葉が心に響きました。
なんか凄くホッと安心したというか、彼のようにがむしゃらに上を向いて生きていけば何とかなるかなって気持ちになりました。
このコロナで厳しい今の世の中だからこそより多くの人に見てもらいたくてシェアしたいと思いました。
彼の他のチャンネルでもこう言った若者を勇気づける動画を出しているので是非見てみてください。
彼のご家族が出した追悼動画も素晴らしいです。
Thank you, Mr. Albertson.
Rest in Peace.
最後に彼の本も紹介しておきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
これからどんどん留学生活の話やアメリカの生活事情など僕が感じたことを発信していければなと思います。よかったらブログ購読と合わせてInstagram・Youtube・Facebookもフォローしていただけると嬉しいです!
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