BlacKkKlansman〜もし黒人がKKKのリーダーだったら〜

今回のムービーナイトは!

社会風刺映画「BlacKkKlansman〜もし黒人がKKKのリーダーだったら〜」

こちらも日本公開は未定だが、副題は邦題がこうなりそうということで勝手に考えた。笑

早速レビュー行ってみよう!

THE皮肉映画。

あらすじは1970年代のアメリカコロラド州。副題の通り黒人の潜入捜査官(その街で初の黒人警察官でもある)主人公がKKKのリーダーになるというお話である。予告を観た瞬間からなんだこの面白そうなテーマは!と待ちきれなかった映画。

注:KKK(Ku Klux Klan)は黒人、ユダヤ人、ヒスパニック、アジア人などの白人以外を人間として認めない白人至上主義団体。

シリアスな題材でノンフィクションをここまでコメディタッチで描くのはなかなか難しいだろう。そして何十年か前だったら決して作れなかった映画であることも間違いない。

この「もし黒人がKKKのリーダーだったら」というのはアメリカではちょっとしたブラックジョークらしい。

この作品が持つメッセージは断固として白人至上主義否定そして人種差別反対。近年ではその力が衰えてきたとされるKKKの主張をこの映画は真っ向からぶった斬っていく。

アジア人の自分自身アメリカではマイノリティ。いかに有色人種が白人の圧迫に苦しんできたかは歴史が語っている通り。特に南北戦争以前での黒人の奴隷制度、第二次世界大戦のホロコーストなど、黒人とユダヤ人は想像を絶する苦しみを背負ってきた。そしてそれはアメリカでは今でも根強い。そういった意味でも歴史の教科書で習った程度の知識しかないKKKの実態を映像として見ることができたのは非常に興味深かったし、同時に自分も彼らの攻撃対象であるということに非常に恐怖を抱いた。

劇場は予想通り多くの黒人、ヒスパニック、アジア人そして少しながら白人もきていた。

今こそ我らがマイノリティが主導権を握るんだ!と言わんばかりに散りばめられる皮肉アンド皮肉アンド皮肉。他の観客の反応も非常に愉快であった。

一発触発の緊張感のあるシーンにコメディが挟み込まれる。実際の映像も使われるためテンポは良くはないが、それがこの映画の持つメッセージ性をより強いものにしている。

ラストシーンは考えさせられた。

人間誰しも思想の自由はある。

しかし白人至上主義含むいかなる人種差別は断固として容認できない。

もちろん白人全員がそういう考えを持っている訳では決してない。

しかしいまだにKKKがこの世に存在していることが非常に不可解に思えた。

アダムドライバーの演技はさすがだった。

☆3.5

9/2 2D Regal Cinema

モーくん。

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