シアトルからLAまで西海岸約3000kmを一日で運転した男がいるらしいです🚗
どうも!ご無沙汰しております。モーくんです。
この夏、日本に一時帰国したりカリフォルニアに引っ越ししたりと超絶忙しくてブログを書く時間が全然ありませんでした。泣
結局ネタはたくさんあるのに時間が足りずに書けないという日々を送っています。
そんなモーくん、ちょっとした報告ですが、某カリフォルニア大学に編入が決まり、この度シアトルからカリフォルニア州に引っ越してまいりました!
憧れのカリフォルニア!新天地での不安もありましたが、早速友達もでき、大学も始まり楽しい毎日。その近況はまた近々書いていきたいと思います。
さて!今回はシアトルからLAまでの引っ越しの際に敢行したロードトリップについてです。
少しこの夏をおさらいすると、シアトル→台湾→日本→台湾→シアトル→カリフォルニアという超強行日程だった訳ですね。さらに台湾からの飛行機はバンクーバー経由でステイオーバー6時間、そしてシアトルではたったの二日間のみしか滞在しませんでした。というかできませんでしたwなぜなら某カリファルニア大学のオリエンテーションがその二日後に控えていたからです。つまり「絶対にDelayできない戦いがそこにはある」状態だったのです。
でもなんでわざわざ車?飛行機使えば速攻じゃん。わかります。今そういう声があなたから聞こえてきました。教えて差し上げましょう。
ドンっ!(もっとわかりやすい画像がなかったけど、言いたいことは車はパンパンだったってこと)
そう大量の荷物、そして車自体を運ぶために車で移動する以外に手段がなかったのです。
約3000km、北はシアトルから南はLA、つまり西海岸縦断の旅。実はモーくん、4年前にアメリカ横断、2年前にも西海岸縦断はしているので割とロードトリップ慣れはしているのですが、今回は少し訳が違いました。というのも今回の場合は「引っ越しのため」という名目で「旅」ではなかった訳なんですね。なにが違うのか?それは言うまでもなくスケジュールです。
ロードトリップの醍醐味は、例えばA地点からD地点を目指してドライブする際に(図1)
(図1)
B,C地点も寄りつつ楽しむ、そして予想もしていなかった知りもしなかった小さな田舎町のローカルダイナーで発見するBLTハンバーガーやフレンチフライの美味しさと現地の人々のアットホームな温かさに感動することじゃないですか!!!ぇええええっ!???(図2)
(図2)
なので正直今回の限られた時間の中で寄り道は一切なしのA地点からD地点まで行かねばならぬ「絶対にDelayできない戦いがそこにはある」状態ロードトリップはトリップとは言えません。「ロード」ですね。(図1)いかに目的地に速くそして安全にたどり着くことができるか、それが「ロード」なのです。退屈なInterstate Highway I-5をひたすら走り続ける「ロード」しかしモーくんはその「ロード」にすら楽しみを見出していたのです。
「どうせなら一日で行ってやろう…」
火事場の馬鹿力、やけくそ、狂気の沙汰、ランナーズハイなどといった言葉があるように人間は窮地に追い込まれたり、限界を超えるような過酷な状況が続くと、とんでもないことを考えたり行動したりするものである。そうモーくんにはそんな頭がおかしいようなアイデアが頭をよぎったのです。
到底無理なような話だが、実はこれをやる理由が他にもありました。
家がない問題
モーくんは大学のキャンパスにあるアパートメントその名もキャンパスアパートメントに入りたかったのだが、惜しくも定員いっぱいで入れず他に住む場所をオフキャンパスで探さねばいけなかったのです。しかしキャンパスアパートメントに入れないとわかったのがオリエンテーション日の三日前ほどで、他の家を探すのに十分な時間を確保できなかった。モーくんは何か物事が切羽詰まった時に、ギリギリになった時にいつも幸運に恵まれて絶体絶命の危機を乗り越えてきました。正直今回もなんとかなるだろうとたかをくくって楽観的でいたのが間違いでした。結局、家は決まらないままシアトル出発をすることになったのです。
考えてみてください。今から行く新天地で住む場所がない不安を!笑
正直本当に怖かったですよw 明日寝る場所がないという不安がつきまとう中で運転するのは、なかなか神経にくるものがありました。
しかし幸運の女神はまたもモーくんに微笑んだのです。モーくんの友達にカリフォルニア出身のイケてる奴がいて、そいつの友達がなんとモーくんと同じ某カリフォルニア大学に行っていたのです!そこでそのコネを最大限に活用し、そいつにコンタクトを取ることに成功。そしてそいつがくれたアドバイスによってモーくんは救われたのでした。「Facebookで〜こう言うコミュニティがあるからここで「住む場所を探してるんだけど、誰か知らない?」ってポストすれば絶対ヒットするぜ。」と!!!そして半信半疑でポストしてみたらあるシェアハウスのオーナーからメッセージが!!!
“Room Available, 500($), own room”と!
こんな無愛そなメッセージにこれほど感謝したことは今までありませんw
そして藁にもすがる思いで、そこの住所までひたすら車を走らせたのでした。
ここで話は戻りますが、万が一、そこのシェアハウスがダメだった場合に他の物件も見ることを考えると昼までには絶対に到着したかったのです。そう考えた時、モーくんに残された時間はそう多くはありませんでした。2年前にシアトルからカリフォルニアにロードトリップした時はSFでMOTELに一泊して疲れを取って二日かけて行ったのですが、もうMOTELなんぞに泊まっている時間はなかったのです。
「よっしゃ、一日で行くしかねえ!」
こうしてモーくんの「ロード」は幕を開けました。
その距離 1,173mi 時間にして18hr 5min( Google Map上ではw)
Google Mapが正しいのか検証してやろうじゃあないか!
スタート時
Sep 18 12:25PM
メーター201,546mi
燃料満タン、左エンジンチェック、右エンジンチェック、おやつのピーナッツチェック!
ドヨーン!
いきなり雲行き!幸先悪いw
しかしこんなでけえの見たことないなぁ…
I-5を南下して行くとこんな標識が!!!
ファッ? SOUTH Vancouver, Portland!?バンクーバーはシアトルの北!まさか逆方向に運転している!?
これはとても面白いのですが、バンクーバーという地名は有名なカナダ🇨🇦のバンクーバー、ワシントン州🇺🇸バンクーバーという地名があるのです。モーくんはこのカラクリを知っていたのでなんとかこのパラレルワールドを突破できました(^^;
2時間に一回は15分〜30分程度の休憩を。リクライニングにして軽く昼寝。
アメリカのインターステイトハイウェイには簡素なトイレと駐車スペースのみがあるRest Areaなるものが各40miほどに設置されており、そこで休憩を取ることができるが、もちろん日本のSAとは比べ物になら…ないっ!w
あたりも真っ暗。カリフォルニア州境ではゲートがあり物品チェック(主に野菜や果物)があり、毎回モーくんはビビる(別に怪しいものを運搬している訳では決してない)のだが、深夜だったのもあり今回はSTAFFが面倒臭そうに「はい、行っていいぞー」とスルーしてくれた!
ちなみにワシントン州では嗜好用大麻(Weed)は合法ですが、カリフォルニア州では医療用のみ認められてきました。住民投票で大麻合法化の法案が可決され翌2018年より施行されます。
州境超えてすぐの町その名もWeed笑
深夜12時から5時間ほど睡眠を取る予定が時差ボケの影響で全く寝れず1時間寝てまた出発!
夜明け。なんとも美しいカリフォルニアの朝日。まるでモーくんを祝福してくれてるようだ。
カリフォルニアに入ってから実は結構時間がかかった。すんごい滑らかで可愛いらしい芝山があるのだが、それが延々と果てしなく続く。改めて思うのは、ワシントン州は緑が多くてこっちはもっと干ばつしていて砂漠っぽいこと。昨今水不足が深刻な問題となっているがそれも頷ける。ありこちに水不足を解消するためにダムを建設しろ!というような看板も見かけた。朝から昼にかけては暑さもありしんどかったが、これから始まる新生活への期待とカリフォルニアの絵になるヤシの木たちがモーくんの原動力となりひたすら車を走らせた。
そしてついに到着!!!!XD
そしてここのシェハウスをチェックして良さげだったのでもう即ここに決めた!w
ゴール時
Sep 19 11:50AM
メーター203,450 mi
総走行時間 23hr 25min
総走行距離 1,904mi / 3064km
なんと一日以内でシアトルからLAまで運転することに成功しました!!!!
モーくんは何より車故障なし無事故無違反でこの「ロード」を完走することができて本当によかった。そしてそれほど腰の痛みもなくやってみると案外できるもんだなと、彼はそう思いました。
そして
彼は…
寝た!www
PS: 今回の一日で西海岸縦断をクレイジー履歴に追加しましたのでぜひよかったらチェックしてね✔︎
すごいーガンバだね〜