ムービーナイトはクリストファーノーランの新作「DUNKIRK」(ダンケルク)🌊🇬🇧🇫🇷🇧🇪
あのダークナイトシリーズ、インセプション、インターステラーなど数々の名作で有名なクリストファーノーラン。
今回は彼の新作を映画館2DのXD(アメリカ版IMAX)でWatchしてきたのでその監視結果を報告。
ダーク、シリアス、時系列ミックスなど独特な撮影技法で知られるノーラン監督。今回は第二次世界大戦の西部戦線で起きた戦闘の一つでドイツ軍のフランス侵攻の際の「ダンケルクの戦い」を描いた作品になっています。
1939年のポーランド侵攻から、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク侵攻を経てフランスまで侵攻したナチスドイツ軍はイギリス、フランス、ベルギーなどの連合軍を北フランス、ドーバー海峡の町ダンケルクまで追い詰めていました。
当時のイギリス首相チャーチルはイギリスから輸送船、駆逐艦はもちろん民間船までを総動員して救出する史上最大の撤退作戦「ダイナモ作戦」を決行しました。
この映画はその1940年5月26日〜6月4日にかけて行われたダイナモ作戦を連合軍視点で陸海空と三つの時系列から描いています。9日間に、860隻の船舶が急遽手配され、331,226名の兵(イギリス軍192,226名、フランス軍139,000名)をフランスのダンケルクから救出した。(Wiki参照)
台詞もエンターテイメント性もほとんどないのがこの映画の特徴です。起きたことをありのままに描いたという感じ。また戦争映画では珍しくほとんど敵兵(ドイツ軍)が登場しません。ノーランが描きたかったのは敵への敵対意識ではなく「戦争そのもの」ではないかなと感じました。
面白いかと聞かれたらNO。でも「戦争の怖さ」はビンビン伝わってくる作品です。
マジで怖いです(汗だくw)
特にXDやIMAXで見るとその音響(銃撃、爆発、船、特に戦闘機のプロペラ音)に圧倒されます。劇中止まることを知らない時計音がさらにその緊迫感と恐怖感を増長させます。こんなリアルな戦争映画どうやって作ったんだろうw
もはやここまでくるとこのエンターテイメント性のなさがもはやエンターテイメントではないのかと錯覚さえ覚えますw
第二次世界大戦でも、もはや次は太平洋戦争にフォーカスした映画も撮って欲しいくらいですね。真珠湾攻撃からミッドウェー海戦あたり。
ノーランファンは絶対見ると思いますが、映画好きでもマニアックなファンは好きだと思います。ただ単に映画でハッピーになりたいって人やエンターテイメント性を求める人にはおすすめできないです。
世界史が好きな人、戦争映画で実際にどういうことが起きていたのかなどを知りたい人にはおすすめ!ぜひIMAXで劇場Watchしてください!
でも次はノーランにフィクションを撮って欲しいな!笑
ちなみに!このダンケルクの戦いはイギリス国民の心に刻まれるとともに当時士気を大いに盛り上げた作戦になったとのこと。今でもイギリス国民が絶対的な逆境に立たされた時に団結して克服しなかればいけない時に使うフレーズとして「Dinkirk Sprits ダンケルクスピリッツ」というものがあるそうです。 面白い!
モーくんでした!
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